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★ テレビに愛想をつかす若者たち ★ 今年の上半期(4月〜9月)のゴールデンタイム(午後7 時〜10時)の平均視聴率でNHKがトップになったこと が報じられた。NHKがトップになるのは記録を取り始め て以来、初の出来事らしい 原因としては北京オリンピックや大河ドラマ「篤姫」のヒッ トに加え、7時のニュースや「クローズアップ現代」など、 いわゆる「硬派」な番組が2ケタ台の数字を残しているこ とがある こうした動きに民放は敏感に反応。秋の番組編成では、 バライティ番組を減らし、ドキュメンタリーの強化を決めた。 TBSは水曜日の9時に新番組「水曜ノンフクション」を放 送し、テレビ朝日も月曜の7時から「ドキュメンタリ宣言」 を投入している 他にも久米宏やビートたけしといった大物を、「硬目」の番 組に起用している http://www.mbs.jp/tele-yatsu/ http://www.tbs.co.jp/jouhou7/ テレビ局が時流の変化に敏感なのは、テレビ局が直面し ている問題にもその原因があるのかもしれない。統計上 日本人がテレビを観る時間は減っていないが、広告収入 は落ち込みを続けている 実はテレビを観る時間が減っていないのは、高齢者の人 口が増えことによるものだ。テレビの視聴時間は年齢が 増すごとに長くなり、70歳以上の高齢者は20代、30代 の若者に比べ約2倍の時間、テレビを観ている 長時間テレビを観るお年寄りが増えたため、全体としてテ レビの視聴時間は減少していないだけで、若者は確実に テレビを観なくなってきている。特に最も広告効果が高い 若い女性のテレビ視聴時間は、この5年間で10%以上 減少している スポンサー企業にとっては、テレビに高い広告費を投じる価 値はそれだけ薄れ、テレビの広告費は減少に転じている。 この結果、大手キー局の直近3月期決算は軒並み減益とな ってしまった 若者がテレビを観ない原因はネットと携帯にある。メール、 ブログ、掲示板、ネットショッピング、投稿動画サイト、SNS などに時間を費やし、テレビを観ているヒマがない ネットではクリック一つで、「番組」を自由に選んで楽しめる。 それに比べ、テレビは選択できない一方的な情報の押し付 けで、これが「ウザイ」のだろう テレビ局は広告収入の減少を、番組制作費の削減で対処 しようとしてきた。その結果、大手芸能事務所に番組制作 を丸投げするようになり、タレント・笑い芸人による安易な 番組が溢れ、そのことでますます視聴者から見放され、 スポンサーを遠ざけてしまっている 秋の番組改編により放送される本社制作の番組は、その 人件費ゆえ高コストになる。そのためテレビ局はギャラが 高い大物キャスターの番組を打ち切り始めている 景気後退により、広告収入の増加が見込めない状況が続 きそうで、タレント、お笑い芸人、キャスターたちにとっては 冬の季節の到来となりそうである |
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