テーマ:現代語訳の枕草子

枕草子  『主殿司こそ』

枕草子 第45段は「主殿司こそ」。主殿司(とのもづかさ)は宮中で高貴な方の身の周りのお世話をする下級女官のこと。さて、清少納言は彼女たちをどのように観ていたのでしょうか 主殿司(とものづかさ)こそ --------------------------------------- 皇后や妃などが住む宮中奥向きの担当…
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枕草子  『月夜にむな車のありきたる』

枕草子・第54段(能因本・該当なし)は 「月夜にむな車のありきたる」。この段は、第52段の にげなきもの に続く一段と思われます。 月夜に むな車のありきたる --------------------------- 月夜に、誰も乗っていない牛車が 動き回っている(のは似つかわしくない) 清げな…
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枕草子 「にげなきもの」

枕草子 第52段(能因本、三巻本・第45段)は「にけなきもの」(似合わないもの)。清少納言が見た不釣合いなものとは・・・ にげなきもの 髪あしき人の  ---------------------------- 似合わないもの、髪のよくない人が 白き綾の衣(きぬ)着たる -----------…
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枕草子 「7月ばかりに」

枕草子、第51段(能因本、三巻本・第44段)は「7月ばかりに」。旧暦の7月は現在の暦では初秋の頃にあたります。夏から秋への季節の変わり目に清少納言が感じた 「おかし」 とは・・・ 7月ばかりに ------------ 7月(※)ごろに  ※ 現在の初秋のころ 風のいたう吹き ------…
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枕草子  「虫は」

枕草子 第50段(能因本、三巻本は第43段)は「虫は」。この段で清少納言はミノムシを取り上げ、その鳴くさまを描いていますが、実際はミノムシが鳴くことはありません。どこかの話を引用してものと思われます 虫は 鈴虫 松虫 はたおり きりぎりす -----------------------------------…
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枕草子 「あてなるもの」

枕草子、第49段(能因本、三巻本は第42段)は「あてなるもの」(優美で高貴なもの)。清少納言の美意識がわかる段です。この当時、すでに 「かき氷」 があったこともわかります あてなるもの -------------- 優美で高貴なもの 薄色に白襲 (しらがさね) の汗衫 (かざみ※) ------…
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枕草子 「鳥は」  後半

枕草子、「鳥は」(能因本・第48段、三巻本・第41段)の後半。ここでは聞き馴染んだ鳥たちが登場しますが、その容といえば、にわかに思い浮かばないという方も多いのではないでしょうか。清少納言の観察眼を参考に、こうした鳥たちを改めて観察してみるのもよいかもしれません。 庭鳥のひななき  ------------------…
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枕草子 「鳥は」 (前半)

枕草子の第48段(能因本、三巻本・第41段)は「鳥は」です。清少納言はウグイスがちょっとお気に召さないようです。さてその訳とは ・・・。少し長い段のため、2回に分けてお送りします。 鳥は こと所の物なれど ---------------------- 鳥は、異国の物ではあるが 鸚鵡(おうむ)は い…
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枕草子 「木は」  第3回

枕草子 第47段(能因本、三巻本・第40段) の「木は」 の第3回、最終回です。 譲る葉の -------- ユズリハの いみじう ふさやかに 艶めきたるは --------------------------------- とても、ふさふさと垂れ、艶めいているのは いと青う清げ…
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枕草子 「木は」  第2回

枕草子 第47段(能因本、三巻本・第40段) の「木は」 の2回目です。ここでは名前は知っていても、さてどんな木なのだろうと思われる木がたくさん取り上げられています この世近くも見え聞こえず --------------------------------------------- (明日は檜の木という木は)世…
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枕草子 「木は」  第1回

枕草子 第47段(能因本、三巻本・第40段)は「木は」。多くの木々について清少納言が想いを綴ります。この段は長いため、3回に分けてお送りします 木は桂(かつら) 五葉(ごえふ) 柳 橘 -------------------------------- 木といえば桂、五葉松、柳、そして橘 そばの…
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枕草子  「節は」  後半

枕草子、「節は」(能因本・第46段、三巻本・第39段)の後半です。清少納言は数ある節句のうち、5月5日の端午の節句が一番すばらしいと言います。後半はこの端午の節供の日の出来事が綴られています。 御節供参り 若き人々は ------------------------------------------ 中宮さま…
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枕草子 「節は」  前半

枕草子 能因本・46段(三巻本・39段)は「節(せち)は」。節とは季節の変わり目を祝う節供のことで、清少納言はとりわけ5月5日の端午の節供がすばらしいとして、その模様を詳しく描いています。 節(せち※1)は 五月(※2)にしくはなし -------------------------------- 節供は5月に…
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枕草子  「池は」

枕草子、第45段(能因本、三巻本では第38段)は「池は」。清少納言が実際に訪れた池や、話に聞いた池などについて書き綴っています 池は勝間田(かつまた) 磐余(いわれ)の池 ---------------------------------------------- 池といえば奈良生駒の勝間田の池、奈良桜井の磐余…
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枕草子 「木の花は」  【後半】

枕草子・第44段(能因本、三巻本・第37段)は「木の花は」の後半です。梨の花、桐の花、そして楝の花が取り上げられます。 梨の花 世にすさまじくあやしきものにして ------------------------------------- 梨の花は、世間では興ざめで変なものだとして 目に近く はかな…
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枕草子  「木の花は」  【前半】

枕草子・第44段(能因本、三巻本・第37段)は「木の花は」。清少納言が 「花」 について思いを綴ります。2回に分けてお送りするこの前半では、特に 「卯の花」 について多くのことが語られます 木の花は梅の濃くも薄くも紅梅 ------------------------------------------ 木の花…
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枕草子  「七月ばかり いみじく暑ければ」  【後半】

枕草子 第43段(三巻本・第36段)の「七月ばかり いみじく暑ければ」の後半です。夏の夜、男性と一夜を過ごした女性が一人で眠っていると、顔なじみの別の男性が現れます。実はこの男、別の女性の家から帰る途中なのでした 人の気配のあれば 衣(きぬ)の中より見るに ----------------------------…
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枕草子  「七月ばかり いみじく暑ければ」  【前半】

枕草子、能因本・第43段(三巻本・第36段)は「七月ばかり いみじく暑ければ」。夏の暑い夜、女と一夜を過ごした男は早々女の元を立ち去ります。女が一人で眠っていると、そこに別の男が現れます。艶っぽいお話を2回に分けてお送りします 七月ばかり いみじく暑ければ ------------------------ 7月…
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枕草子 「小白川という所は」  第5回・最終話

枕草子、「小白川という所は」 (能因本・第42段、三巻本第35段)の最終回、第5話です。清少納言も参加した仏の道を教える法華八講でのお話は、藤原義懐・中納言エピソードで終わります。それは仏法が説く「無常」 にふさわしいものでした 朝座(あさざ)の講師 清範(せいはん) ------------------…
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枕草子 「小白川という所は」  第4話

枕草子、「小白川という所は」 (能因本・第42段、三巻本第35段)の第4話。清少納言も参加していた「結縁の八講」、その会場に見知らぬ一人の女性が牛車に乗ってやって来ます。早速、会場に集まっていた貴族たちは使いの者をその女性の所へ送ります。そして、その使いの者が帰ってきたところ ・・・     中納言 「さて呼び返さ…
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枕草子 「小白川という所は」  第3話

枕草子、「小白川という所は」 (能因本・第42段、三巻本第35段)の第3話。「結縁の八講」という仏さまと縁を結ぶ会にやって来た清少納言。多くの貴族たちが集まっている所へ、ある女性が牛車に乗って会場に到着します 後に来たる車の 隙もなかりければ -----------------------------------…
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枕草子 「小白川という所は」  第2話

枕草子の「小白川という所は」 (能因本・第42段、三巻本第35段)の第2話。左大臣の次男のお屋敷で開催された「結縁の八講」という仏さまと縁を結ぶ会での出来事です。この会は一種の社交パーティといったところで、多くの貴族たちがやって来ます。清少納言はそんな彼らのファッションや立ち居振る舞いの様子を描写しています 少…
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枕草子 「小白川という所は」  第1話

枕草子・第42段(能因本)は「小白川という所は」 (三巻本では第35段)。 左大臣の次男のお屋敷で開かれた仏教の講演会での出来事が描かれています。この時、清少納言は20歳前後とされており、彼女が宮仕えをする前のお話です。とても長い段のため、数回に分けてお送りします         小白川という所は 小一条の大将殿の御家…
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枕草子  「蔵人おりたる人」 (後半)

枕草子 「蔵人降りたる人」 (能因本・第40段、三巻本・第33段)の後半です。蔵人の職を退官した人は時間を持て余してか仏の道を説く説教会に頻繁に顔を出しています。そんな説教会に若い貴族たちがやって来ます。清少納言は牛車に乗ってその様子を観察しています   さはあらで 講師いて しばしあるほどに ------------…
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枕草子  「蔵人おりたる人」 (前半)

枕草子、能因本・第40段は「蔵人おりたる人」(三巻本・第33段)。前段からの続きと思われる段で、仏教の教えを聞く説教の場での出来事が描かれています。当時、この説教の会は催しのような扱いだったようです。清少納言は牛車に乗ったまま、このイベントを観察しています。長い段なので前半と後半に分けています     第40段 …
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枕草子  「説教師は顔つき」

枕草子、第39段(能因本、三巻本では33段)。今回は仏教の教えを説く「説教」 についてのお話です。この次の40段も同じく説教にまつわるエピソードが描かれます。このため三巻本では一緒に一つの段(33段)となっています 説教師は 顔つき ----------------------------------------…
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枕草子  檳榔毛(びろうげ)は 他

枕草子の32段~38段(能因本、三巻本では32段と50段~55段)は短い段が続きますので、まとめて掲載します   32段 檳榔毛(びろうげ)は のどやかにやりたる ----------------------------------- 蒲葵(ビロウ)で飾った牛車(※)は、  ゆっくりと進ませるのがよい   …
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枕草子  「過ぎにし方 恋しきもの」

枕草子・第30段は「過ぎにし方恋しきもの」。 人はなせが長く生きれば生きるほど、若き日の出来事は忘れがたい思い出となるようです。清少納言はどんなとき、昔を思い出したのでしょう 過ぎにし方(かた) 恋しきもの ------------------------- 過ぎ去った昔の恋しきもの 雛(ひな)遊び…
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枕草子  「心ときめきするもの」

枕草子、第29段は「心ときめきするもの」。目で見えるものだけでなく、耳で聞き、嗅覚で捉えた一瞬の心ときめく出来事が描かれています   心ときめきするもの --------------- 心がときめくもの 雀の子 ちご遊ばする所の 前渡りたる ----------------------------…
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枕草子  「暁に帰る人の」

現代語訳の枕草子、第28段は「暁に帰る人の」(三巻本では第63段)。平安時代、深い間柄になった男女は女性の家で会うのが一般的でした。一夜を伴にして朝になると男性は帰っていきます。その時、どのような振る舞いがよいのかが語られます 暁に帰る人の --------------------------- 暁に女の住むと…
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