『世阿弥の世界』  増田正造・著

日本の古典芸能は数あれど、最も敷居が高いのは能だろう。だがそんな能も源流を辿れば、私たちに身近な存在に数多く出会える。例えば、「神楽」(かぐら)もその一つだ。面をつけ、笛や太鼓に合わせて舞う姿は能と瓜二つだ。また、僧侶がお経を唱える声明(しょうみょう)と舞踏、散楽(さんがく)とよばれる一種の大道芸も能の源流とされる。 …
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同一労働・同一賃金は格差を広げる?

政府は 同一労働・同一賃金 を実現するための法整備を進める意向です。日本で同一労働・同一賃金が普及しないのは、正社員の厳しい解雇規制と年功重視の人事管理のためと言われています。 正社員の雇用を守るためには、不況時に人員整理できる非正規社員が必要で、その結果、多くの非正規社員は勤続年数が短くなり、賃金が低くなりがちです。…
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『子どもはイギリスで育てたい! 7つの理由』  浅見 実花・著

日本社会は極めて同調圧力が高いとされる。誰もが人の目を気にして、みんなと同じように考え、振る舞うことを良しとする。そのため規律や調和が保たれる一方、一定の枠に収まらない人には生きにくい。そんな日本社会で会社勤めをしていた著者は、夫の仕事の都合で幼い双子の子供を連れてイギリスへ移住することになる。 出産や子育てをしながら…
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大学入試改革と人事評価

2020年から始まる予定の大学入試改革が迷走しています。当初は現在のセンター試験の1発勝負という弊害をなくし、複数回の受験ができるようにするはずでしたが、いつの間にか、多様な能力を測るため記述式問題による試験を行う話に変わってしまいました。 戦前、戦後を通じて大学入試試験の方法は見直しされ続けていますが、未だに受験生の…
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『信頼はなぜ裏切られるのか』  デイヴィッド・デステノ・著

私たちは日常生活において多くの判断をしており、そこには信頼が深く関わっている。家庭や職場では相手を信頼するから何かを頼むし、逆に頼まれ事を引き受ける。また、信頼を前提に約束をしたり、協力する。大きな買い物や結婚、転職といった人生を左右するようなイベントでは、相手となる会社やパートナーの信頼度によって決断するか否かを判断する。信頼は意…
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『イヴァナ・チャバックの演技術』  イヴァナ・チャバック 著

「俳優」 という漢字は 「人に非ずに優った」 と書く。スクリーンやステージで自分とは違う別の人間になれる点で優っている人たちだ。そんな俳優たちを本場ハリウッドで指導するアクティングコーチ(演技指導者)の第一人者が本書の著者、イヴァナ・チャバックだ。彼女の教室の扉を叩いたのは、ハル・ベリー、ブラッド・ピット、ビヨンセ、メグ・ライアン、…
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『騙されてたまるか』  清水 潔・著

産業界では大量生産、大量消費はすっかり影を潜めたが、それが今も活発に続いている業界がある。ニュースや報道、メディアでは、インターネットの普及もあって、日々、大量のニュースや情報が作られ、消費されている。どんな大事件、重要事件でも数週間も経てば、次の新しいニュースによって忘れ去られてしまう。 こうしたニュースの大半は 発…
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ラグビーでわかる本当のチームワーク

ラグビー・ワールドカップでの日本代表の活躍をきっかけに、日本国内でもラグビーへの注目度が一気に高まっています。 ラグビーの精神を象徴する有名な言葉に、「ワン・フォア・オール、オール・フォア・ワン」(一人は皆のために、皆は一人のために)があります。会社経営者もチームワークの重要性を強調する際、この表現を用いる事があります…
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『巨大化する現代アートビジネス』  ダニエル・グラネ&カトリーヌ・ラムール 著

芸術の秋には全国各地で美術展や展覧会が開かれる。日本で人気のある催しと言えば、ルノワールやモネといった印象派の絵画を集めたものだ。一方、世界に目を転じると、今、最も熱い視線が注がれているのは現代アートだ。 現代アートとは1960年代から現在に至るまでの絵画や彫刻、インスタレーション(空間芸術)といった作品を指す。代表的…
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五輪エンブレムと人事評価

すったもんだの末、東京オリンピックのエンブレムは白紙撤回が決まりました。こうしたエンブレムに限らずシンボルマーク、ブランドロゴ、キャッチコピーなどは、シンプルな仕上げになるため、たとえクリエーターの発想や制作プロセスは違っていたとしても、出来上がった作品は似てしまうといった事態は避けられません。 クリエーターの作品の真…
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『検事よもやま話』   廣瀬 哲彦・著

人間の本性は極限状態になって初めてその姿を見せる。人生を長く生きると、誰しもそんな事例に1度や2度は遭遇するはずだ。 そうした極限状態の人に、日々、向かい合い、彼らの人の人生を左右するような重要な判断を下すのが検事だ。警察に逮捕され、送検されてきた人は罪を逃れようと必死になる。それは刑事訴訟法が第248条で起訴便宜主義…
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『マスタリー』  ロバート・グリーン 著

NHKが プロフェショナル仕事の流儀 という番組を放送している。各界のプロを取り上げ、彼らの日常の仕事ぶりをドキュメントで紹介する。登場するのはいずれも腕に覚えのある人たちで、会社や組織に縛られることがない。成果に手応えが得られ、定年も気にする必要がない。今後は健康であれば70歳~75歳まで働くことになる時代に、彼らの姿は先駆的と言…
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明治に起きた日本人による仏像破壊事件

来年のG7サミットは三重県の伊勢志摩で開催されることが決まった。選ばれた理由の一つとして、要人が頻繁に訪れるため警備に慣れていることが指摘されていた。要人たちが目指す先にあるのは伊勢神宮だ。祭られている神様の前では、身分や立場の違いを超え、誰もが頭を垂れる。 一方、私たちは神さま以外にも、仏さまの前でも恭しく頭を下げる…
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『小林カツ代と栗原はるみ』  阿古真理・著

夫が定年退職すると、ノイローゼになる妻がいる。その主な原因は食事の支度にある。夫が会社勤めをしていると、朝は簡単に済ませ、昼は作らず、夜も残業だ、接待だ、出張だ、といって家で食事をしないことも多い。それが定年退職すると、日に3回、必ず献立を考えなければならなくなる。これでは、妻はウンザリして、ノイローゼになるのも無理はない。 …
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マネジメントの核心を突く話

京都の老舗料亭、菊乃井の主、村田吉弘さんが日本料理大全という日本料理が体系的に学べる本を制作しました。この本の特徴は、日本料理に馴染みのない外国人シェフでも、きちんとした日本料理た作れるようにレシピが数字で示されていることです。○○は○○センチに切って、塩分○%の熱湯で○○分茹で、その後、冷水で○○分冷ます、といった具合です。 …
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自社の賃金水準を同業他社と比較する

最近の春闘では頻繁に、ベア(=ベースアップ)という言葉が聞こえてくる。実際に基本給を引き上げた経営者はもちろん、ベアを検討中の社長も、改めて自社の賃金水準について思いを巡らせているのではないだろうか。 中小企業が自社の賃金は世間並みなのかどうかを調べるのは意外に難しい。公表されている資料や統計は大企業や公務員を対象と…
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『進化の謎を数学で解く』  アンドレアス・ワグナー 著

カエルの子はカエルという諺があるが、一方で、トンビが鷹を生むという諺もある。現代の私たちは、子供がカエルになるか鷹になるかには、遺伝子が関わっていることを知っている。だが、遺伝子の存在がまだ知られていなかった時代に、生物の多様性に注目したのがダーウィンだ。 ダーウィンは 『種の起源』 において、種は自然淘汰により進化す…
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中途採用業務における事前準備と面接

終身雇用制度が終わりを迎え、多様な労働者が多様な雇用契約で働くことが当たり前になってきた。今後、雇用の流動化は確実に進むことが予想される。そうなると企業の人事管理では中途採用の頻度と重要度が増すことになる。中途採用で重要になるのは事前の準備と面接の対策だ。今回はこの2つのポイントについてお送りする。 事前の準備では、ま…
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大阪都構想でわかる人事のツボ

間もなく今の大阪市を廃止して特別区に再編するかどうかを決める住民投票が行われます。賛成派は府と市の役割を明確に分けることで、二重行政が解消され、効率的で戦略的な行政ができると主張しています。これに対し、反対派は二重行政の解消は仕組みを変えなくても可能で、特別区は税収が不安定な上、設置や運営に多大な費用がかかるとしています。 …
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日米に見る人気の名前の変遷

イギリス王室に誕生した王女の名前は 「シャーロット・エリザベス・ダイアナ」 に決まった。両親や祖父母からの名前の一部を受け継ぐ命名は伝統に則った手法と言われている。 かつては日本でも子供の名前に親や先祖の名前の一文字を付けることがあったが、最近はこうした名前は少なくなっている。子供の名前は親の思いに加え…
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