入社後すぐに辞めるとボーナスが貰える会社の話


ZOZOTOWNがアルバイトの時給を1300円にして募集を始めるというニュースが大きく報道されていました。これに対し、ネット上では否定的な意見もあれば、肯定的な声もあるようです。

https://www.mag2.com/p/news/397754



賛否両論の意見を読みながら、ふとアメリカのザッポス(Zappos)という会社の話を思い出しました。

ザッポスはラスベカスにある会社で、ネット通販で靴を売っています。ビジネス雑誌「フォーチュン」の目玉企画とも言える、「最も働きたい会社100」のシリーズに何度も選ばれています。

ザッポスのライバルにあたるアマゾンの創業者であるジェフ・ベゾフも一目置いていて、買収という手段を使ってまでザッポスという会社を手中に収めようとします。

2009年にアマゾンがザッポスを買収した際、アメリカではこれはザッポスの勝利ではないかと報道されました。なぜなら買収後もアマゾンはザッポスの経営陣はそのままにして、経営に口を出さずにいたからです。一体、アマゾンはザッポスの何が欲しかったのでしょう?


ザッポスでは経営にあたり企業文化を最も重視しています。この企業文化は10項目のコア・バリューとして明文化されています。

一例を挙げると、

  1. サービスを通じて、顧客に驚きと感動を届けよう

  2. 変化を受け入れると同時に、変化を起こそう

  3. 楽しきとちょっぴり変わったことを生み出そう


採用基準は、応募者がこのコア・バリューにフィットしているかどうかです。どんなに成績優秀で、意欲や能力が高くても、コア・バリューに合わない人は採用しないという方針です。

さらに、ザッポスでは採用後の研修期間中に退職する人には2000ドルのボーナスを払います。いくら厳正な採用基準を設けて面接をしても、時にはコア・バユーにそぐわない人も紛れ込みます。そこでおカネのためにザッポスで働くといった人は、望み通り早期の退職ボーナスを払うから早く辞めてくださいという訳です。

ザッポスの創業者トニー・シェイは、会社にとって必要な人はコア・バリューに共鳴してくれる人であるという強い信念を抱いています。そして、コア・バリューに合わない人は辞めてもらわないと、会社にとって大きなマイナスをもたらすという現実を、以前に経営していた会社で、身をもって体験しています。



Tony Hsieh
Tony Hsieh



ザッポスのこの仕組みを知ったアマゾンのジェフ・ベゾスも、「Pay to Quit」 という同じ制度をアマゾンでも始めることにしました。

働くことはおカネを得るためというのは否定できない事実です。しかし、働くことには、その大事なおカネを稼ぐよりも、もう一段、高い大切なものがあるのもまた事実です。ザッポスの退職ボーナスの話はその事を教えてくれます。







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