人事で揺らぐ日本サッカーの基本方針


ワールドカップを目前にサッカー日本代表のハリルホジッチ監督が解任されました。理由は選手とのコミュニケーションが希薄になったというもので、日本の組織にありがちな不可解な人事権の行使と言えます。


さらに不可解なのは、新体制で挑むワールドカップでは日本らしいサッカー、つまりパスを回して繋ぐサッカーを目指すというものです。前回のワールドカップのブラジル大会では、パスサッカーのチームが日本も含め惨敗しました。その結果、世界標準とも言える1対1の接触プレーで競り勝ち、縦に長いパスを出すスピード重視のカウンターサッカーで今回のワールドカップに挑む方針を立て、それを実現するためハリルホジッチ氏を監督に起用したはずでした。


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それから3年を経て、曲がりなりにもワールドカップへの出場権を得て、身体的・体力的に見劣りする日本チームが世界標準に近いサッカーでどこまで通じるのか、その成果を確かめることができる段階になって、方針を転換させることになります。


これでは、もしワールドカップの結果が芳しくなかった場合、その原因が日本のパスサッカーの限界にあるのか、それともパスサッカーの練習不足にあるのかがわかりません。また仮に評価できる結果でも、それは世界標準のサッカーを目指した3年間の基礎があったためかもしれません。唐突な方針転換は4年後のワールドカップに向けた課題を見極め、方針を立てる貴重な検証の機会を自ら手放してしまうことになります。


今回の監督交代は会社経営において、まずい人事権の行使によって経営戦略に綻びを生じさせるのと同じように映ります。日本サッカーの迷走と赤字体質はしばらく続きそうです。




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