コーチングが注目される訳


あなたは社外の友人に仕事上の悩みを話をしているうちに、次になすべきことが見えてきた、という経験はないだろうか。この場合、社外の友人はコーチングをしていることになる



コーチングとは会話を交わすことで、相手からアイデアを引き出したり、スキルや知識を身に付けさせ、目標達成に向けた行動を促すプロセスのことを言う。「コーチ」という言葉 にはスポーツのコーチのように相手を指導するという意味と、馬車の御者が大切な人を目的地に届けるという意味がある。現在、このコーチングを取り入れる企業が増えつつある



コーチする人は相手に何かを教えるのではなく、視点を移動させたり、視野を広げたりすることで、気づきや発見を促し、ひらめきやアイデアを引き出してゆく。その道の専門家である必要はなく、むしろ専門家でない方が適切なコーチングができる場合も多い



コーチングには3つの哲学があるとされる。一つは、人間には無限の可能性があることを前提にする。二つ目は、何をすればよいかという答えはコーチが教えるのではなく、相手が知っているとする。誰でも使われずに眠った数多くの資源(リソース) を持っており、その存在に気づけば、それを活用し、自分で問題を解決することができる。3つ目が、その答えを見つけるにはコーチというパートナーが必要になるというものだ



コーチは様々な角度から質問を出し、相手はそれに答えていく。質問は 「はい」 や 「いいえ」 で答えられないようなオープン・クエスチョンと呼ばれる形式のもので、過去の事実を尋ねる質問や問題の原因を追求するような質問はしない。このため質問されると、答えを言葉で表現できない場合がしばしばあるが、質問に答えていく作業を繰り返していくことで、意識しなかったことや、気づかないままだったことが形になる。心の内側にあったものが、言葉で表現されて初めて、自分が何を思っていたのかを知ることができる



画像






現在、企業がコーチングを取り入れる際は、役員や管理職がコーチングの研修を受け、社員や部下の可能性を引き出し、自発的な行動を促すことを狙いにすることが多い。こうしたコーチングの使われ方が注目される背景には、上司や管理職が指示・命令を出し、部下がそれに従って行動するだけでは十分な成果が期待できなくなっているという事情がある



経済がソフト化・成熟化・グローバル化したことで、測定できる量よりも図れない質が重視され、購買や価格の主導権は川上のメーカーや専門家から川下の流通・一般消費者に移り、市場は多種多様な競争相手と消費者が混在するようになった。そのため企業は組織をフラットにして、ソリューション・ビジネスやコンサルティング・セールスを展開している。いずれも市場の要望や変化に素早く、柔軟に対応する動きと言える



こうなると何が売れて、何が売れないかは、市場や末端の消費者に最も近い位置にいる一般社員が知っていることになり、彼らが会社の指示や命令だけでなく、自発的・自立的に考え、行動することが求められている。それを助けるのがコーチングというわけだ



また、情報技術の発展・進化によって、一方通行的に与えられる知識という情報はあっても、それを活用・応用して行動に移すことができない人が増えている。人間は目標が具体的で視覚的にイメージされないと行動には至らない。例えば、売上予算といった目標はシンボルだから、売上目標をいくら決めても行動にはつながらない。そのためコーチングによって具体的な行動をイメージできるようにすることが求められている







ブログ・トップページ : http://justeye.at.webry.info/





ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック