徒然草  「世の覚え 華やかなるあたりに」


徒然草、第76段は「世の覚え 華やかなるあたりに」。兼好法師は第1段 「いでや この世に生まれては」 で、法師が権勢を振るい、騒ぎ立てるのを批判しています。この段においても、修行僧が俗世間に関わることに厳しい視線を送っています





世の覚え 華やかなるあたりに
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世間の評判が華やかなところに



嘆きも喜びもありて
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嘆きも喜びもあって



人多く行き訪(とぶら)ふ中に
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多くの人が行き交う中に



聖(ひじり)法師のまじりて
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修行僧(※)が入り込んで

  ※ 諸国を巡り、山中に庵を結んで修行に専念した民間僧



言ひ入れ たたずみたるこそ
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取次ぎを請い、たたずんでいる様こそ



さらずともと見ゆれ
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そんなことをしなくても、と思われる



さるべき故(ゆえ)ありとも
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しかるべき理由があろうとも



法師は人に 疎くてありなん
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法師は人と疎遠であるのがよかろう













この後、徒然草では数段にわたり法師に対する

厳しい批判が続きます。徒然草が書かれたのは

鎌倉時代から室町時代へ移ろうとしてた時代です。



天皇と武家の政治的な争いに寺院や僧侶が深く

関わっていました。兼好法師はこうした俗事に関わる

法師たちに厳しい視線を送っています。



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