部下を叱れない人へ

ある雑誌社の元記者が久しぶりに古巣の会社を訪ねて

気がついたそうだ。 「ずい分静かだね~」



その人によると、この雑誌社は歴代、鬼編集長が怒鳴

りまくっていたそうで、隔世の感があると語っていた



世の中の風潮か、ほめて育てる教育の影響か、叱られ

ることに慣れていない人が多くなっている。親や教師、

地域社会から叱られた経験が少ないから、部下を上手

く叱れない経営者、管理職も増えてきた



叱るとあっさり辞めてしまう若手社員も多い。ストレスで

休職されると、「パワハラだ」、と親が怒鳴り込んでくるか

もしれない。それが怖くて叱れないという声も耳にする



それでも会社や組織のため、人を育てるには叱ることは

避けて通れない



あなたは上手に社員や部下を叱れていますか?



「叱る」 ときには、「怒る」 ことと混同しないことが大切だ。

「怒る」 とは自分の思い通りにいかない事、不満という感

情を相手にぶつけることで、やがて相手の人格や性格を

否定することになっていく



「だからお前はダメなんだ」

「キミはいつもそうだ」

ついつい、こんなセリフが飛び出すことになる



効果的な叱り方は、最初に叱る点を決める。何を指摘す

るのか、叱る基準となる点、事柄を決めておく



そしてストーリーを組み立てる。何をわからせ、どんな提

案をして、どのように話しのオチをつけるのか、シナリオ

を頭の中で描く



その際、「人」 を叱るのではなく、「事」 を叱る。

部下のとった行為、行動、発言を取り上げて叱る



その場・その時の行為、行動、発言を叱ることも大切だ。

類似の事例や、過去の似たような事例を持ち出したりする

と叱る範囲が際限なく広がる。すると「事」 を叱っているは

ずが、いつの間にか「人」 を攻撃していくようになる










叱る際の基準が決まったら、実際に叱るのだが、その際は

叱る理由をしっかりと相手に理解させる。叱る前に決めた

基準が相手に伝わるように、理解されるように説明する



こうした基準は、会社や組織という「ムラの掟」 のようなも

ので、就業規則やマニュアルなどには記されていないこと

も多い。そのため、ムラの掟を理解できていない人はムラ

の行動基準が理解できていない、身についていない



このようにして、叱る理由を伝えること、理解させることが

重要だ。そうしないと、同じ掟破りでまた別の事案が生じ

ることになる



叱った後は、相手は精神的に動揺し、どのようにすればい

いかわからない混乱状態に陥ることもある。叱った後は対

処方法を具体的に指示することで、さらなるトラブルの拡大

を防ぐことができる



そしてあまり間を置かずに、人間関係の修復を行う。これ

がよく言われる叱った後のフォローというやつだ。直接会っ

て話しをする、メールや手紙を送るなどして、気まずさを解

消する



人には必ず良い点と悪い点が同居している。細部のツメま

で怠りない人は、木を見て森を見ずとなりがちだ。細部のツ

メは甘くても、大局的な視点で物事を俯瞰して捉えることが

できれば、その点を誉める



そして、叱った点を直していくと将来自分がどのよう成長し

て、どのように会社に貢献できるようになるのか、その姿を

部下が自分で想像できるようにする



夢や成長を語ることは次なる成長へのジャンプ台となる


 
 
 

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この記事へのコメント

2009年06月25日 12:12

初めまして!
遊びに来ました!
これからヨロシクお願いしま~す

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