人事コンサルタントの徒然草子

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zoom RSS 外国人には不思議な日本企業の新卒採用

<<   作成日時 : 2017/03/26 12:18   >>

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さて今年も新卒採用の時期を迎えています。外国人の経営者から見れば、なぜ日本の会社は新卒学生のような仕事のできない未経験者に年間400万円近い給料を払うのか不思議です。新卒学生2名を採用するなら、800万円払って経験者を1人・中途採用する方がマシではないかと思うでしょう。



日本の大企業が新卒採用に血眼になるのは、採用後に年次管理を行うためです。同じ年度に採用した社員は、資格等級という衣をまとっていますが、実際は採用年度ごとに一定の幅を設けた枠内で処遇されます。どんなに高い成績を挙げても資格等級の上限を超える給料はもらえませんし、どんなに成績が悪くても給料が資格等級の下限を割り込むこともありません(ただし、いつも資格等級の下限付近にいると、やがて体良く放り出されてしまいます)



年次管理は学校の学年と同じで、同じ年度に入学=採用したら、同じ学年=資格等級に位置づけ、同じ授業=教育研修を受け、同じテスト=人事評価で評価されます。学校と同じように会社も、飛び級や留年はありません。


年次管理を行っていると経営者の合理的な行動は、社員の育成を図り、資格等級の上限に位置するような人材を多く擁することになります。なぜなら資格等級による給料の枠は、業種・業界・会社の規模・業績を問わず、年齢や勤続年数に基づいて設定されるため、仮に年次管理を行っていない外国籍の会社へ転職すれば年収が1000万円で処遇されるような人材を、600万〜800万円で雇用することができるからです。



さらに他社も年次管理を行っていれば、転職は勤続年数の点で不利になるため、高業績者を足止めして囲い込むこともできます。



時折、「日本は人を大切にするから未経験者の新卒学生を採用する」 といった美談が語られますが、実際は冷徹な計算が働いています。会社は採用時にはやさしい顔を見せていても、資本主義の権化であるという点では日本も外国と変わりません。




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