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★ 日本人と 「赤」 との深い関係とは ★ 紅葉が見ごろを迎える季節になりました。春の桜前線が 南から北へ駆け上がるのに対して、秋の紅葉前線は北 から南へ日本列島を移動します 紅葉といえば、モミジ。このモジミとはカエデ科植物の総 称で、特定の木を指しているわけではありません。秋に 木の葉が色づき始めるのは、最低気温が7〜8度の日が 続き、それから10日ぐらい経ってからです 葉で作られた糖分が枝まで流れにくくなり、葉に溜まり ます。その糖分が変色して紅葉になるというわけです ![]() 奈良に都があった時代には、モジミといえば、黄色のモ ジミが主役でした。「黄葉」 と書いて、「もみち」 と読ませ る和歌がたくさん残っています この時代は遣唐使が派遣されるなど中国との交流が盛 んなときでした。中国では黄色は皇帝の色で、高貴な色 とされました。このため、黄色いモミジが主流だったので しょう 時が移り、都が京都に遷ると、中国との交流が以前ほど 盛んでなくなり、日本独自の美意識が醸成されていきま す。さらに、染色技術が進歩し、十二単衣のような色鮮 やかな衣装を生み出し、四季の変化とあいまって、日本 人の色に対する見方を変えていきます 平安時代、赤は特別な色とされ、帝など身分の高い人し か使えない「禁色」 とされました。たびたび赤い色の使用 を禁止する法律も出されました。清少納言も枕草子の中 で、似合わないものとして、「あしき手を赤き紙に書きたる」 (下手な字で赤い紙に書くこと)と書いているくらいです。 こうしてモミジの主役は黄色から赤色に変わります ![]() 現在、赤というとお祝い事の席に必ず出される赤飯があ ります。この習慣が出来上がったのが江戸時代。当時 最も恐れられたのが、「疱瘡」、今で言う天然痘でした この疱瘡の神さま、赤い色が大好きということで、赤飯 を用意して、神さまを喜ばせ、病気を退散させようとしま した。そして、無事に病が治ると厄払いのために、また 赤飯を食しました。この最後の赤飯が快気祝いと結び つき、現在まで続いています そろそろ赤飯を持って、「紅葉狩り」に出かけるプランで も立ててみませんか |
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