人事コンサルタントの徒然草子

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help リーダーに追加 RSS 日本の菊がピンチ

<<   作成日時 : 2008/09/04 09:40   >>

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「暑さ寒さも彼岸まで」 − 例年残暑はお彼岸まで続き

ますが、今年は何やら天気は荒れ模様。それでも季節は

確実に秋に向かっています



秋は春と並んで日本人の好きな季節の一つです。季節が

似ているせいか、万葉の時代、貴族たちは「春秋の争い」

と言って、春と秋、どちらが優れているかの優劣論争をして

楽しんでいました。春は桜、秋は菊、ともに日本の国の花

とされており、ここにも「春秋の争い」 があります



               ☆



9月9日に行われるのが「重陽の節句」。中国では奇数を

陽の数、吉数として扱い、最も大きな奇数が重なる9月9

日をおめでたい日、長寿を祝う日としています。ここでも菊

の花が使われます



菊の黄色は皇帝の色であり、高貴な色とされました。また、

菊の葉からこぼれた露を飲んで若いまま800年も生きた

「菊慈童」 という仙人の伝説もあるように、不老長寿の薬と

しても扱われました



重陽の節句の習慣は大化の改新のころ、日本に持ち込ま

れます。貴族たちは自慢の菊を持ち寄り、優劣を競い、歌

を詠む、「菊合わせ」 という遊びを楽しみました



江戸時代に入ると菊は品種改良によってさまざまな種類が

誕生します。特に元禄時代になると、庶民の間にも菊を競

い合う花競べが流行します。新しい菊は評判をよび、高値

で売買されるようになり、一攫千金を狙った人たちによって

菊の品種の改良は一気に進みます。そして今日までその

流れは続いています



毎年20〜30品種の菊が市場に出され、現在、菊の品種

は6000種を超えると言われています。これほどたくさんの

新しい品種が出される理由は、市場で新しい菊が求められ

ているからです










例えば最近では、消費者の間で「スプレー菊」 という1本の

茎に多数の花が咲く菊の人気が高まっています。農家の側

からは栽培期間を短縮できる菊や、葉の横から生えてくる脇

芽を摘む必要がない菊が求められています



菊の品種改良を手がける会社は世界的に淘汰が進み、日

本には1社しかなかったのですが、その会社も最近になっ

て経営が傾きました。あとはオランダに4社、アメリカとイギ

リスにそれぞれ1社ずつと寡占化が進んでいます。このた

め、開発競争は資金や利益がものをいう体力勝負の様相を

帯びています



菊の輸入量も10年前に比べ約4倍、8000トンに達してい

ます。外国産の菊は大規模生産で、コスト競争力がありま

す。日本で品種改良をする会社がなくなれば、やがて市場

の菊はすべて外国産となってしまうかもしれません
 
 
 
 
 

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