人事コンサルタントの徒然草子

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help リーダーに追加 RSS 徒然草 「今の内裏作り出され」

<<   作成日時 : 2008/06/11 10:49   >>

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 現代語訳の徒然草 第33段は「今の内裏 作り出され」。
 
兼好法師の指摘する戒めとは、どういったものなのでしょう



               ◇



今の内裏(だいり) 作り出され
-------------------------
現在の天皇の宮殿が造営され



有職(ゆうそく)の人々に 見せられけるに
--------------------------------------
朝廷の歴史に精通している人々に、見せたところ



いづくも難なしとて
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どこにも問題はないとした



すでに遷幸(せんこう)の日 近くなりけるに
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いよいよ天皇がお移りになられる日が、近くなってきた時



玄輝(げんき)門院 御覧じて
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伏見天皇の生母・後深草天皇の妃・玄輝門院さまが、内裏をご覧になり



「閑院(かんいん)殿の櫛形の穴は まろく 縁もなくてぞありし」
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「もとあった閑院殿(※1)の住まいの壁のくし形の穴は丸く、
 
 縁もありませんでした」(※2)

  ※1 藤原冬嗣(ふゆつぐ)のこと

  ※2 玄輝門院は自分の少女時代に記憶していた邸の仕様と
      異なっていることを指摘しています



と仰せられける いみじかりけり
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と仰せになったのは、恐れ入ったことでした



これは葉(えふ)の入りて 木にて縁をしたりければ
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新しい内裏のくし形の穴は葉のように切れ込みがあり、
 
 木で縁が施されていたので



誤りにて 直されにけり
---------------------------------
間違っているとして、直されることになった



                               (全文掲載)










兼好法師は玄輝門院の記憶の正確さに敬意を表し、実際に

見聞きした人の主張は間違いがない、ということを伝えたい

のでしょう



それに比べ、専門家と称する人はいい加減なこともあるという

お話です。権威にだけ頼っていると、とんでもないことになりか

ねない、という教訓でしょうか。現代にもあてはまりそうです
 
 
 



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