人事コンサルタントの徒然草子

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help リーダーに追加 RSS 枕草子 「あじきなきもの」

<<   作成日時 : 2008/06/09 11:38   >>

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枕草子の第81段は、「あじきなきもの」。

つまなくて、論ずるに値しない人たちが描かれて

います。今も昔も変わらないことに驚かされます。

短い段ですので、原文と現代語訳でお楽しみください



            ◇



あじきなきもの
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無意味でつまらなく、どうしようもないもの



わざと思い立ちて 宮仕えに出(い)でたる人の
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わざわざ思い立って、宮仕えに出ている人が



物憂(う)がりて うるさげに思いたる
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宮使えを億劫がり、煩わしく思い



人にも言われ むつかしき事もあれば
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人にもとやかく言われ、むずかしい事があれば



「いかでか まかでなむ」 という 言(こと)ぐさをして
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「何とかして、宮仕えを辞してしまおう」 ということを、口癖にして



出(い)でて 親をうらめしければ
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辞退すれば、今度は親をうらめしく思い(※)

 ※宮仕えを辞めたことで、親が小言を言うのであろうか



「また 参りなむ」 と言うよ
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「また、宮仕えをすることにしよう」 と言うこと



とり子の顔 にくさげなる
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養子の子の顔、憎らしげなの



しぶしぶに思いたる人を しのびて婿に取りて
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(婿になることを)気が進まなく思っている人を、

 ひそかに婿に迎え入れ



思うさまならずと嘆く人
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思うようにならないと嘆く人



                           (以上全文)









 
清少納言の考える「どうしようもない人」 が描かれています。

ここにも描かれている宮仕えの話と同じようなことは現代にも

あります。どこへ勤めても、あれこれ理由をつけて、転職を繰り

返す腰の定まらない人、「青い鳥症候群」なんてよばれています



婿養子を迎えたら、その男が思うようにならないと嘆く人も、

どうしようもない、と言っています。この嘆く人とは、婿を取った

家族のことでしょう。「気が進まないのに婿養子に来てもらっ

た人に対して、思うままにならないから、文句をつけるなんて」、

ということでしょうか



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