人事コンサルタントの徒然草子
書評 世界最高額の切手「ブルー・モーリシャス」を探せ!
<<
作成日時 : 2008/06/06 14:57
>>
トラックバック 0
/
コメント 0
先ごろ、財務省は保有していた明治13年発行の旧2円
金貨を競売にかけました。落札価格の約3200万円に
驚いた関係者も多かったようですが、世の中にはもっと
上があります
モーリシャスの切手には1枚1億円の値段がつきます。
本書はそんなモーリシャスの切手という主人公の運命
を、その脇役たちとともに描いています
◇
モーリシャスはアフリカ大陸の南東にあるマダガスカル
島から、さらに東のインド洋に浮かぶ小島。オランダ領、
フランス領を経て、イギリスの植民地となりました
1847年、イギリスの植民地としては初めて郵便制度が
導入され、2種類の切手が発行されます。1枚は島の中
心、ポートルイス市内配達用のオレンジ色の1ペンス切
手、もう1枚はそれ以外の島内配達用のブルーの2ペン
ス切手です (下図参照)
郵便に対する需要は高く、発売された2種類の切手、
計1000枚は瞬く間に売り切れとなりました。植民地政
府は切手を再発行するのですが、ここで不思議なことが
起こります
最初に発行された切手の周囲には「ポストオフィス」と
印刷されていたのですが、再発行時には「ポストペイド」
となっていたのです。以後、モーリシャスでは、この「ポ
ストペイド」の切手が発行され続け、「ポストオフィス」の
切手は2度と発行されることはありませんでした
モーリシャスで郵便制度が導入された頃、イギリスや
フランスには切手マニアたちが現れ始め、各種の専門
雑誌やカタログが出版されます
やがて彼らは「フィラテリー」とよばれるようになり、単な
る収集家の域を越え、科学の視点で切手の発行年月日、
シート構成、製作過程、透かし、目打ちなど、ありとあら
ゆるものを調査、分析、研究、記録するようになりました
そして彼らはモーリシャスの切手には、珍しい「変種」が
あることを発見します。その変種こそ、最初に1000枚
だけ発行された「ポストオフィス」だったのです。いつの
世も希少価値は高値をよびます
モーリシャスのポストオフィスが高額になる理由は、枚
数が少ないことだけではなく、実際に発行され、使用さ
れた実績があること、そして一般の人向けに売り出され、
当時は誰でも買えたことがあります。消印が押されたも
のや、貼付された封筒と一緒に見つかったものには歴
史が刻まれているため、価値はさらに高まります
切手の発見者、ディーラー、コレクターたちの中には、
大金を手にした人もいれば、安値で転売した人、たいし
た価値のない切手と交換してしまった人など、切手と同
じようにドラマがあります。本書はこうした人々も詳しく
描いています
ポストオフィスは、現在まで26枚が発見されていますガ、
新たに見つかる可能性はあるのでしょうか。著者は当時
モーリシャスと交易関係のあったインドのムンバイ、南ア
フリカ、スウェーデン、シドニーの会社の古びた倉庫には
今もポストオフィスが眠っているかもしれないと書いてい
ます
Amazon.co.jp ウィジェット
設定テーマ
ブックレビュー
関連テーマ
一覧
小説
漫画
コードギアス
関連テーマ記事
[ブックレビュー]
→
「ブックレビュー」テーマの記事一覧へ
→
ウェブリブログの「ブックレビュー」テーマの記事一覧へ
<< 前記事(2008/06/05)
トップへ
後記事(2008/06/09)>>
月別リンク
トラックバック
(0件)
タイトル (本文)
ブログ名/日時
トラックバック用URL
自分のブログにトラックバック記事作成
(会員用)
タイトル
本 文
コメント
(0件)
内 容
ニックネーム/日時
コメントする
ニックネーム
本 文
<< 前記事(2008/06/05)
トップへ
後記事(2008/06/09)>>