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サブプライム問題で踏んだり蹴ったりのアメリカ、景気 後退を避けるため減税に踏み切ります。減税の方法は 納税者が銀行振込か小切手を選ぶのですが、大半は 小切手を選んでいるようで、いかにもアメリカらしいです アメリカでは個人が日常生活の支払いに小切手を使い ます。公共料金、ローンの支払い、税金、保険料、給料、 あらゆるところで小切手が使われます。ちなみに日本で は給料を小切手で支払うとこは法律で禁止されています。 日本で小切手を切るのは経営者や経理担当者ぐらいで すが、アメリカでは誰でも普通に小切手を切ります 小切手を受け取ると銀行へ持っていって自分の口座へ 入金手続きをするのですが、無事に決済されるとは限り ません。日本では小切手が不渡りとなることはめったに ありませんが、アメリカでは残高を確認しないで小切手 を切る人が少なからずいるため、不渡りとなることが 珍しくありません 小切手が不渡りになると、銀行からつき返され、同時に NSFという手数料が支払人、受取人双方に請求されま す。これが5000円〜8000円とめっぽう高い。振り出 す時に残高を確認しないでパカパカ小切手を切ると、あ っというまにNSFの支払いだけで10万円を超えて、翌 月の支払いに支障をきたすこともあります。受け取った 側も再度振出人に支払を要求することになり、なんとも 面倒なことになります なぜこんな厄介な小切手を使うのか、日本人から見れ ば理解できませんが、アメリカ人から見ればハンコみた いなどこでも売っていて、誰でも買えるスタンプ1つで、 大抵のことができてしまう日本の社会の方が理解でき ないかもしれません このように小切手はアメリカ人の生活にすっかり溶け込 んでいるため、小売店の販売促進の手段としても用いら れます。キャンペーン、ディスカウントなど特売は「メール・ イン・リベート」 という方法が用いられます これは店頭では特売前の価格で購入し、その後所定の 手続きをすれば値引き分の小切手が郵送されてくるとい う仕組みです。日本のようにあらかじめ値引きした価格で 販売するのは、「インスタント・リベート」 とよばれ、あまり 目にすることがありません 「メール・イン・リベート」 の手続きは厄介で、キャンペーン・ バーゲン期間中に購入することは当然としても、商品購入 後2〜3日で手続きをしないと、値引きを受け取る権利が 消滅してしまいます 一般的な手続きは指定の用紙に必要事項を記入し、レシ ートを付けて郵送するのですが、記入事項は多く、製品の シリアルナンバーやバーコードをコピーする時もあります。 大きな製品などはどうやってコピーするのかと思えます 苦労して手続きを終えても、なかなか小切手は送られて きません。もともとリベートの支払いは3ヵ月以上先とかな り長めに設定されていることが多く、その上相手と頻繁に やりとりをする、文句をつける、急がせる、こうしたことをし ないと小切手をすんなりと受け取ることができません。 そのため、小切手のことなどすっかり忘れて、そのままに なってしまう人もいます 消費者を軽視しているような商習慣ですが、ではなぜ、 日本のような「インスタント・リベート」 を採用しないので しょう。おそらく「メール・イン・リベート」 だと、小売店は 値札の張替えや、その後の伝票作業がなくなり、残業 をしなくても済みます。結果コストダウンが可能となり、 その分を値引きにまわせるからでしょう つまり消費者は小売店の作業の一部を代わりに行うこと で、値引きという対価を得ているのです。小売店の作業の 一部を代行し、そのアルバイト代が値引き、とも言えるで しょう。アメリカのサービス業は、こうして生産性を改善して いるわけです |
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