人事コンサルタントの徒然草子

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help リーダーに追加 RSS 枕草子 「職の御曹司の立蔀のもとにて」  第4話

<<   作成日時 : 2008/05/15 09:47   >>

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枕草子、「職の御曹司の立蔀のもとにて」の第4話です。
 
場面は変り、清少納言たちが寝込んでいるところへ

突然のハプニングが起こります



                             第3話はこちら



               ◇


 
三月つごもりころは 冬の直衣(なおし)の 着にくきにやあらむ
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3月の末日のころ、冬の直衣は、着づらいのであろう



上の衣(きぬ)がちにて 殿上人 宿直(とのい)姿もある
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上着は略装の直衣で、殿上人(※)が警護の姿のときもある

 ※清涼殿の殿上の間に昇ることが許された人



つとめて 日さし出(い)ずるまで 式部のおもとと 廂(ひさし)に寝たるに
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早朝、日が出るまで、式部の女房(※)と、庇の間で寝ていると

 ※中宮に仕える女房のこと



奥の遣戸(やりど)を開けさせたまいて 上の御前 宮の御前 出でさせたまえれば
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奥の扉をお開けになられて、帝と中宮さまが、お出ましになられたので



起きもあえず まどうを いみじく笑わせたまう
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起きることもままならないで、あわてふためくのを、

 とてもお笑いになられる



唐衣(からぎぬ)を髪の上に うち着て
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唐衣を髪の上に、着込んで



宿直物の何も 埋もれながらある上に おはしまして
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寝具のようにした衣類や何やらに埋もれるようにしている

 私たちの所に、お越しになられて



陣より出で入る者など御覧ず
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陣屋から出入りする者などを、ご覧になられる



殿上人の つゆ知らで 寄り来て 物言うなどもあるを
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殿上人も、そこに帝がおられることを知らずに、寄って来ては、

 話しかける人もいるのを



「けしきな 見せそ」と 笑わせたまう
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「私たちがここにいる気配を見せないように」と、お笑いになられ



させ立たせたまうに 「二人ながら いざ」と仰せらるれば
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立ち上がりになられて、「二人とも、いざ(参上されよ)」と

 仰せになるので



「いま顔など つくろいてこそ」とて 参らず
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「いますぐ顔を整えてから」と言って、結局、参上しなかった



                             第5話(最終話)に続く









さらにお話は進み、旧暦の3月末のころ

清少納言ともう一人お付きの女房が眠っていると、

そこへ突然、帝と中宮がおいでになられた



清少納言がすっかりあわてふためいている様子がコミカルです。

当時はたくさんの着物に埋もれるようにして寝込むことがあった

ことが伺えます



すっかり、ぶざまなところを見せてしまったせいでしょうか、

清少納言は宮中へ参上しませんでした。しかし、この事が

さらなるドタバタを生むことになります



次回は、この段の最終話です



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