人事コンサルタントの徒然草子

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help リーダーに追加 RSS 徒然草 「人のなきあとばかり悲しきはなし」  後半

<<   作成日時 : 2008/04/28 11:46   >>

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徒然草の30段 「人のなきあとばかり悲しきはなし」 の後半です。

人は亡くなった時が悲しいのではなく、その後も別の悲しみが
 
続きます

                            前半はこちら


             ◇




年月経ても つゆ忘るるにはあらねど
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年月が経っても、少しも忘れることはないが



去る者は日々に疎(うと)し と言えることなれば
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去る者は日に日に縁遠くなる、と言えることだが



さは言えど その際(きわ)ばかりは 覚えぬにや
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そうは言っても、亡くなったばかりの時ほどには、
 感じることはないせいだろうか



よしなしごと言いて うちも笑いぬ
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とりとめのない事などを言って、つい笑ってしまう



からは 気(け)うとき山の中に納めて
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亡骸は、人気のない山の中に埋葬して



さるべき日ばかり詣でつつ見れば ほどなく卒塔婆(そとば)も苔むし
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しかるべき日だけお参りして見ていると、間もなく卒塔婆(※)も苔むして

※お墓に立てる細長い板のこと



木の葉ふり埋(うず)みて 夕べの嵐 夜の月のみぞ
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木の葉に埋まり、夕刻の嵐、夜の月だけが



こととふ よすがなりける
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話かける身寄りの者になってしまう









思い出(い)でて しのぶ人あらんほどこそあらめ
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思い出して慕う人がいる間は、まだよいのだろうが



そも又ほどなくうせて 聞き伝ふるばかりの末々(すえずえ)は あわれとやは思う
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その人も又まもなく、亡くなり、聞き伝えるだけの子孫たちは、感慨深いと思うだろうか



さるは 跡問うわざも絶えぬれば いずれの人と 名をだに知らず
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時が去り、お墓の跡を尋ねることもなくなれば、やがてどこの誰か名前さえわからなくなり



年々(としどし)の春の草のみぞ 心あらん人は あわれと見るべきを
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毎年の春の草だけが、心ある人は、情感深く感ずるように見るだろうが



果ては 嵐にむせびし松も千年(ちとせ)を待たで 薪(たきぎ)に砕かれ
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最後には、嵐にむせび鳴いた松も千年を待たずに、薪に砕かれ



古き墳(つか)は 鋤(す)かれて 田となりぬ
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古いお墓は、鍬で鋤かれて、田となってしまう



そのかただに なくなりぬるぞ 悲しき
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その形さえ無くなってしまうのは、悲しいものである










誰でも、人が亡くなった後、しばらくすると亡くなった

という事実を忘れることはありませんが、時間と共に

感情は薄れていきます



それでもまだ亡くなった人と生前付き合いのあった

人が存命していると、亡くなった人はどんな人だった

のかとか、その人との思い出話などを聞くこともでき

ます



しかし、そうした人もやがて亡くなります。するといよ

いよ亡くなった人は忘れ去られていきます。やがて

お墓参りに訪れる人もいなくなり、お墓も整地され

跡形もなくなってしまいます



亡くなることで実物としての存在が無くなり、次に人

々の記憶・思い出も無くなり、最後にはお墓まで無く

なってしまいます。

人はこうしてこの世から何もかもが消えてしまいます。

亡くなったから永遠なのではなく、無常なんですね
  
 
 
 
 
 
 

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