人事コンサルタントの徒然草子

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help リーダーに追加 RSS イギリスのワーキングプアの実態

<<   作成日時 : 2006/12/13 04:36   >>

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NHKが「ワーキングプア」を特集した番組を放送していた。

ワーキングプアとは、働いても生活保護水準以下の

賃金しか得られない労働者のことだ



観ていると、心が痛む

日本より早くこの問題に直面している国がある。

その国、イギリスの低賃金労働の実態を描いた本を

ご紹介しよう



     ■     ■     ■


 
著者のポリー・トインビーはイギリスの新聞「ガーディアン」の

コラムニストだ。ふとしたきっかけで彼女は自ら低賃金での

労働を経験し、その実態を探ってみることになる



休暇を取り、公営団地に引越し、職業紹介センター

(日本のハローワーク)で職を探す。

そこでポリーはイギリスの低賃金労働の実態を

目にすることになる



国立病院での患者の搬送、公立学校の給食助手、

外務省の託児所の臨時雇い、病院の早朝清掃業務、

飛び込み電話セールス、ケーキ工場、老人ホームなどを、

身分・立場を完全に伏せての労働体験がリアルな

ドキュメントとして描かれている



そこでは最低賃金を下回る労働があった。

イギリスでは労働者の約3分の1が

EUの最低賃金以下で働いている



そしてその多くが女性である。

企業は巧みに男女の仕事を区分けし、

男女の賃金比較ができないようにしている



また、子供がいる母親は短時間労働にしか就けないことを見越して、

労働時間のシフトを細かく分けて賃金を抑えようとする



さらに大きな問題は、下の階層の人たちが貧困から

抜け出せないことにある



「誰でも頑張れば成功できる」、と言う人がいる。

しかし低賃金で長時間労働を余儀なくされている人に

これ以上働けと言うのだろうか



「教育や訓練が必要だ」と言うが、

そのためお金や時間はどうやって作るのか



働きながら著者は疑問を抱いていく。

そもそも週に40時間以上働いても、生活資金が稼げないのは

正義に反するのではないか、重役達が年収をさらに増やしながら、

最低賃金を上げることには頑として抵抗する、

それは「共感のなさ、他人の身になって考える気持ちの欠如だ」



日本でも、働いても生活保護水準以下の収入しか得られない

「ワーキングプア」の世帯は400万を超えるという



少子化に伴い外国人労働者の受け入れ問題もある

清掃、介護、看護、保育、調理、接客といった仕事は

機械化・自動化が難しく人手を要する



しかし、彼らの受け入れは、日本の労働者の

賃金低下を招く。

イギリスの問題は、日本の問題でもある





ハードワーク~低賃金で働くということ
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